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2012.09.23

「渾身KON-SHIN」モントリオール世界映画祭で世界初公開



 モントリオール世界映画祭(MWFF)への「渾身KON-SHIN」(英語題:KONSHIN)の出品に際し、錦織良成監督、主役の伊藤歩、青柳翔が現地を訪れた。モントリオールでの渾身は、真のワールドプレミアム(世界初公開)であったが、古典相撲という日本の伝統により「日本とは何か、日本人とは何か」を真正面から取り上げ、家族や地域の絆を高らかに謳った内容が、モントリオールの多くの映画ファンにしっかりと届いたと言える。
ロジーク会長と監督、主役の二人
 モントリオールは毎年25万人が参加すると世界最大級の映画祭であり、モントリオールの最大の強みは創設者であるロジークが36年経っても未だにトップに君臨し映画祭を牽引していることである。だから、モントリオールだけは運営がぶれることがなく、政治や時流、コマーシャリズムなど他の映画祭が翻弄される外圧から見事に免れている。
 歴史と伝統を誇るだけでなく、36回も継続している背景には常にイノベーションを意識し、映画の未来を見据えて作品を選出していることが重要で、ロジーク会長は文化的多様性、革新性、独立性と創造性に基づいた豊富なプログラムの提供を映画祭の目標に掲げている。そのモントリオールに出品し、そこで評価されるということは、本質を射抜くような極めて厳粛なものと受け止める心構えが求められる。
 観客の多くが何年にもわたって映画祭に参加し、映画祭というフィルターで世界中から選ばれた作品に触れることができ、その積み重ねがモントリオールの最大の財産であり、強みである。毎日映画館に押し寄せる観客を見ていると、オペラの本場イタリアで観客の厳しい眼力に毎日さらされることが歌手やオーケストラを育てているように、モントリオールでは映画の観客がその役割を担っているように見える。このような大会を36回も継続していることが映画のレベルを上げ、計り知れない映画文化を醸成し、ひいてはモントリオールの都市自体の文化性や趣、品格を高めているようにひしひしと感じられた。
 そのモントリオールで想像以上の評価を獲得することができたが、それは目の肥えた観客の素直な反応、上映後の盛んな質疑応答、地元メディアの熱心な取材など、多くの場面で感じ取ることができた。評論家からもかなり高い評価を受け、「伊藤歩は原節子を思い出させる」など俳優陣にも賛辞が送られた。モントリオールは次のステップにつながる貴重な体験であり、世界に向けての足がかりが築かれた。
 主演男優賞のプレゼンテーターは中国作品で唯一、賞を取った「Wings」の主演女優のYao Tongさんが務めたが、主演女優賞のプレゼンテーターは「渾身KON-SHIN」の主役、青柳 翔が指名された。これは賞を与えることができないコンペ部門以外の出品である渾身に対する破格の待遇であり、特別な評価の現れと受け止められている。



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